会社組織には、上司と部下という関係が欠かせません。
指示を出す立場と指示を受ける立場と言い換えてもよいでしょう。
ほとんどの場合、上司は一定の経験を積んだ者が担当し、経験の浅い部下を指導監督する形になります。
上司と部下の関係でよくあるのは、上司が細かい部分まで指示を出し、部下の活動をほぼ完全にコントロールしようとするタイプです。
このタイプは実行すべき仕事とその手順を詳細に伝えるので、部下が大きな失敗するリスクは避けられる傾向にあります。
その反面、なかば自動的に仕事をこなし続ける状況になりがちなので、部下の成長は控えめで、突発的なトラブルに対処しくくなるかもしれません。
上司が部下をコントロールしようとするタイプと並んでよくあるのは、放任するタイプです。
このタイプの場合、取り組むべき仕事の概要を伝えると、上司と部下のコミュニケーションは少なくなります。
部下を信頼して任せるタイプと考えられる反面、部下から見れば放置されていると認識されかねない関係性といえるでしょう。
上司には監督以外の業務があるのでコミュニケーションが減る時期があるのは自然なことですが、疑問があればいつでも相談するように部下に伝えておく必要があります。
部下がある程度経験を積んでいないと成立しにくい関係かもしれません。
上司と部下の関係性は上司の個性や所属企業の社風によって異なるのが一般的ですが、部下の成長に合わせて変化させるとよいでしょう。